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社友会創立６０周年記念総会会長挨拶

平成３０年４月２１日（於いてユアーズ） 

社友会創立60周年記念総会開催に当たりまして、ご挨拶申し上げます。

本日は、住友化学株式会社常務執行役員愛媛工場長丹一志様はじめ、多くのご来賓ご臨席のもと、盛大に記念総会が開催できますことを心よりお礼申し上げます。

また、ご来賓の方々には、日頃は社友会に対しまして、格別のご支援ご高配を賜っており、重ねてお礼申しあげます。 

会員の皆さまには、今年もこのように多くの方が元気でこの記念すべき総会に参加できました事を、共に喜び合いたいと思います。

1年ぶりにお会いする方もおられますし、また毎月の様にお会いしている方もおられますが、この様に多くの会員が一堂に会するのは、年1回のこの総会だけであります。

今日は皆さんと一緒に、楽しい1日にしたいと思いますので、よろしくお願い致します。

さて、社友会は、昭和33年に退職者70名によりまして「退職後も交流を続けて旧交を温め合うこと」を目的に発足し、今年60周年を迎えることとなりました。

当時は、戦後の化学産業の一大変革期であり、石炭原料から石油原料に転換する石油化学産業への第一歩の時代でありました。

住友化学に於きましても、当時の大江製造所にエチレンプラントが出き、総合化学会社への基礎が出来たのもこの時代だっただろうと思います。

今日参加された会員の方の中には、当時の大江製造所でエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンの起業や操業に携わられた方が沢山参加されておられます。

懐かしい時代の思い出だろうと思います。

社友会はそのような時代に発足しましたが、スタートしてからの10数年間は、年1回の総会懇親会程度の小さな活動でありました。

その後、昭和４９年に現在の組織の原型であります運営部門制が敷かれ、また時を同じくしまして会社のご厚意により、体育館に事務局を設置して頂き、以降着実な活動で現在へとつながって参ったのであります。

社友会には、60年をかけて築いた2つの柱があります。

一つは、作品展示会や旅行会に代表される文化・体育・レクリエーション活動を通して行う会員間の交流活動です。

もう一つは、地域社会と共に歩む社会貢献活動です。

４０年間続いている剪定清掃美化活動をはじめ、一昨年からは子ども達を対象にした理科教室、そして昨年からはキッズパソコン教室が加わりました。内外からは、より住友化学社友会らしい活動になったとの声が聞こえて参ります。

これらの活動は、私たち社友会員が持っている、経験と知識を地域と子供たちに伝える循環社会づくりの一つとして役立てばと思っています。また、地域の方から有難うの言葉を頂いたり、子供たちの輝く姿に触れますと、私たちも意欲と充実感を得ているのであります。

人生１００年の足音が聞こえる今、退職後の20年30年あるいはそれ以上の時間をどう過ごすかが問われる時代になって参りました。私たち会員一人一人が人生の第２ステージを豊かなものに創造するために、みんなが社友会を育て、みんなが社友会を存分に活用する、いつまでもそのような会であり続けたいと思っています。

私もそのような社友会に向かって皆さんと一緒に歩みたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

終わりに当たりまして、社友会をここまで育てて頂いたすべての方にお礼申し上げますと共に、これからも変わらぬご指導をお願い申し上げましてご挨拶と致します。